【2019コミュニケーション・ラボ報告】第4回

夏の暑さも本格的になりましたね。水分補給をしっかりして、熱中症に気を付けましょう。さて、7月25日木曜日に、第4回コミュニケーション・ラボが開催されました。今回のテーマは、「生きる力を身に着けよう①~上手にメモを活用する~」でした。

どうしてメモを取ることは大切なのでしょうか。実は、メモはただ記録になるだけでなく、ソーシャルツールでもあるそうです。例えば、相手が話す内容をメモすることは、「ちゃんとあなたの話を聞いています」というメッセージにもなることを知りました。さらに、自分の考えをまとめ、新しいアイデアを生み出すときにもメモは有効だそうです。

そんなメモを取るコツは、次の4つだとお話がありました。

 

1.好きな道具(文房具・アプリなど)を使う

2.日付、場所、人、ナンバリングを書いておく

3.余白を多くとる

4.データとコメントを分ける

 

お気に入りのノートやペン、メモアプリを使えば、ついついメモを取りたくなりますよね。また、後からメモを見返した時のために、日付や場所、名前などもしっかりメモしておくことが大切だそうです。余白は、多く取れば見やすいですし、後から追加の情報を加えることもできます。

今回のコミラボでは、実際に次の三つの形式でメモを取る練習をしました。

 

①対面メモ:向かいの席に座っている人の期末試験のスケジュールをメモする

②ラジオの聞き取り:ラジオの放送を聞き取って内容をメモする

③デジタルでメモ:新聞の社説の内容をスマートフォンのメモアプリでまとめる

 

①では、話す側も、メモを取る相手が話について来ているか確認しながら話すと親切だと分かりました。また、メモする側は、話す側が本当に分かっているかを確認するためにも、相手に質問することが大切だとお話がありました。②は、アナウンサーの話す速度が速くて、メモを取ることがとても大変で難しかったです。でもその中で、数字や日付、人名などをしっかり聞き取ることがポイントだと先生からアドバイスがありました。③では、つい記事の本文をメモしてしまいがちですが、それよりもまず見出しをチェックすることとお話がありました。本文の内容は、見出しに端的に表されているそうです。

また講座では、レイアウトを自由に構成できる、メモの受け渡しが楽などのアナログの長所、清書する必要がない、遠くの人ともデータを共有できるなどのデジタルの長所についても学びました。メモを取ることがどうしても苦手な場合は、ボイスメモを活用するのも良いそうです。

メモを取ることは簡単そうで思いのほか難しいものですが、状況に応じてツールを使い分け、少しずつメモ取り上手になっていきたいと思いました。皆さんも、今回のメモのコツをぜひ実践してみてください!(もみの木)